3分でわかるネム(NEM/XEM)の特徴とその将来性について

仮想通貨の中でも後発のネム(NEM)。後発であるだけに、その技術の中で出来ることも非常に幅広いです。

最近では注目度も一気に増し、時価総額でビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコインに次ぐ第5位に位置しています(29.5.8現在)。

仮想通貨御三家、そしてライトコインに次ぐ仮想通貨となれば、知っておかなければなりませんね。

この記事では、NEMとは何か?どんなアルゴリズムが使われているのか?NEMは今後どうなっていくのか、などをわかりやすい言葉で解説していきたいと思います。

 

ネム(NEM)とは?

ネム(NEM)は2015年に公開された、ブロックチェーン技術を応用して生まれた技術であり、XEMはNEMをプラットフォームとした仮想通貨です。

ネムはビットコインやイーサリアムと同じように、P2Pネットワークで任意のノードが取引を承認し、その取引をブロックに格納しながら処理していく、不正や改ざんの起きにくいシステムです。

通貨の送金はもちろんのこと、イーサリアムで実現されている「スマートコントラクト」も実装可能、さらには独自のトークン(通貨)発行などいろいろとできることの範囲は広いです。

「スマートコントラクト」について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください

3分でわかるイーサリアム(ETH)の特徴と将来性について

ちなみに、NEMはNew Economy Movementの略です。

 

NEMの基本情報

名称 NEM(ネム)
公開 2015年3月
コード XEM
開発者/開発組織 Utopianfuture
コンセンサスアルゴリズム Proof of Importance
承認目安時間 約1分
上限発行枚数 約90億(全て発行済み)

 

プルーフ・オブ・インポータンスとは?

NEMの大きな特徴として、コンセンサスアルゴリズムに「プルーフ・オブ・インポータンス(Proof of Importance)」を採用していることが挙げられます。

これは、ビットコインのPoW(プルーフ・オブ・ワーク)やイーサリアムのPoS(プルーフ・オブ・ステーク)の問題点を解消したものになっています。

PoWやPoSでは、大資本を持ってスーパーコンピューターを多数所有する者や、コインをより多く所有する者が、マイニングによってさらにコインを獲得し、富のあるところにさらに富が流れるという、資本の集中化が構造上起きてしまいます。

お金持ちがさらにお金持ちになってしまうということですね。

その問題に対して、NEMのプルーフ・オブ・インポータンスは「ユーザーの重要度」によって報酬が分配される仕組みになっています。

 

「ユーザーの重要度」はどのようにして決まるのか?

「重要度」と言っても、何をもって重要というのか、という疑問がわいてきますよね。

NEMのアルゴリズムでは、「コイン(XEM)の保有数」と「取引の頻度」ということが、「重要度」に大きな影響を及ぼします。

だから、ただコインをたくさん持っているだけでは報酬は得られず、それを取引していないと重要度は高まらないわけです。同一アカウントで取引をしても重要度に影響を与えないため、他者と取引をすることになり、自然と富の分配が行われるというわけです。

ただし、この独自の指標は、「保有数」と「取引頻度」だけではなく、複数の複雑なアルゴリズムで設計されているようです。

 

XEMはすでに上限まで発行されている

XEMはすでに上限の約90億コインまで発行が終わっています。つまり、これ以上XEMが増えることはありません

したがって、取引承認の報酬は、採掘されたコインではなく、「取引手数料」が報酬として支払われます。

 

ハーベストとハーベスティング

ビットコインなどで言う「マイナー(採掘者)」は、ネムにおいては「ハーベスト(収穫者)」と呼ばれ、承認する行為は「ハーベスティング」と言われています。

基本的には、ブロックチェーン技術の応用なので、ブロックごとに承認していくという構造はビットコインなどと変わりません。

 

NEMとmijin

国内最大級の仮想通貨取引所Zaifを運営するテックビューロ社は、NEMテクノロジーと同じAPIを利用して「mijin」というプライベートブロックチェーンを開発しました。

この「mijin」は金融機関のコスト削減を最大目標に構想され、すでに住信SBIネット銀行などがこのmijinの運用テストを実施しています。

さらに、テックビューロ社はさくらインターネット社と組んで、金融機関やITエンジニア向けのブロックチェーン実証実験を行い、一般開放をしています。

NEMが公開型ブロックチェーン、mijinはNEMの技術を応用したプライベート型ブロックチェーンと考えておけばよいでしょう。

 

ネム(NEM/XEM)の将来性について

ネムは今非常に注目されている技術であり、プルーフ・オブ・インポータンスというアルゴリズムも、ブロックチェーンにおける問題点を解消するソリューションとして注目されています。

XEMの価値自体も、この1カ月で10倍近く値上がりしており、時価総額もぐんぐん上昇しています。

今後は、NEMあるいはmijinの技術を本格的に採用する企業が出てくると、そのニュースに反応してどんどんと価値が上がっていくのではないかと思われます。

ただ、個人的には、後発組ならではの強みがまだ見いだせていないのかな、という印象です。金融機関のインフラとしてはリップルがかなり先を走っていますし、スマートコントラクトではイーサリアムの方が知名度が上です。

NEMならではの大きな強みを見出せれば、一気に輝きだす仮想通貨ではないでしょうか(もう輝きだしているかも…)。

NEMは日本人の仮想通貨投資家でも応援している人が多く、皆に親しまれる通貨ですね。今後も注目です。

 

カタパルト(Catapult)プロジェクトについて

現在、テックビューロ社とNEMのコアデベロッパーが共同で開発している「カタパルト」というコードネームのプロジェクトがあります。

これは、簡単に言うと、プライベートブロックチェーンmijinを改良したもので、処理速度が非常に高速になります。

そして、処理速度の向上だけでなく、カタパルトの開発によって生み出された改良ポイントをNEMに生かしたり、逆にNEMの改良をカタパルト、あるいはmijinに生かすなど、NEMとmijinのポテンシャルを引き上げるものでもあります。

現在、鋭意開発中で、予定では2017年にリリースを予定しています。カタパルトのリリースによってNEMの可能性がどこまで広がるのか、非常に楽しみです。

参考リンク:NEMとMijinそしてCatapultの関係とは?

 

XEMが購入できる取引所

国内の取引所でXEMが購入できるのはコインチェックとZaif(ザイフ)です。まだ口座開設をしていない方は、これを機会に口座開設しておきましょう。

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